ケーヤキキッチン(Ke-yaki Kitchen 入間市)へのアクセス、雰囲気、料理の味は?

西武池袋線・入間市駅から徒歩8分にある古民家を改装したカフェ・レストラン。
2017年5月に開店、今に至ります。アメリカ人の陶芸家ケーネン・ジェームスさんが料理を作り、妻の美穂さんが接客などを担当されています。
私は、2018年の夏、ランチに伺いました。
その時感じた、店の雰囲気、料理、ちょっとわかりにくい行き方について紹介したいと思います。
あいにくその時カメラを持参していなかったので、ここに紹介した写真はお店の公式写真とストリートビューからのキャプチャです。

▲店内は、和室の畳を床に改装したと思われます。元々の和室の雰囲気を上手く残しオリエンタルな佇まいを作り出しています。

それでは、下記Google Mapsで9分のルートを紹介します。
入間市駅には北口と南口があり、ケーヤキキッチンに行く場合は、どちらに出ても大差はありません。
北口を出た場合は、ロータリーから通じる車道を歩いても良いのですが目の前の駐車場の向こう側の細い道を歩いたほうがちょっとだけ近道です。5分ほど歩くと、クルマの往来が激しい国道16号線との交差点があり、そこから店が見えます。郊外の昔からある住宅地といった雰囲気でしょうか。

16号を超えてちょっと歩き、左の小道に入るとこんな木造の橋があります。川は入間川の支流、霞川。なんだか長閑でいい雰囲気です。
この橋を渡れば、すぐです。
南口を出た場合(下記9分のルート)は、地上に降りずべデストリアンデッキを右方向に、駅ビルのPePe沿いに進みます。営業時間内でしたらPePeの店内を歩いてもいいでしょう。
坂道を降りていくとトヨタレンタカーに突き当たります。ここで道路を横断し右に見える西武線のガード下を抜け、すぐ左の線路とイデ薬局の間の遊歩道に入ります。

そのまま遊歩道?をしばらく歩くと16号の下を通り抜け霞川沿い、上記の木製の橋に出ます。
こちらのルートも、なんというか不思議な雰囲気があってオススメです。

はい、見えてきました。この建物です。手前は納屋か何かで、奥の2階建ての一階が店舗です。
古民家というか、外観はかなり年季の入った古家という感じですが、中は本当にオシャレにキレイにリノベーションされています。
広々とした空間に、間隔を開けてイス・テーブルが配置されているので、隣の席を気にすること無く寛げます。
料理は、日替わりのランチを頂きましたが、アメリカンな家庭料理という感じでした。
奥様の温かい接客で気持ちのよい時間を過ごせました。旦那さんは厨房から出てこなかったので、後ろ姿だけちょっと拝見しました。
すぐにでも再訪したいと思ったのですが、諸事情あってその後は伺っていません。

月火がお休み、基本的に午前11時から午後5時までの営業となっていますが、予約でディナーにも対応できるようです。また、コンサートなどのイベントも頻繁に行われ、地域のコミュニティスペースとして、すっかり地元に根を下ろしているようです。

以下、テレビ番組に取り上げられたときに判明した情報をもとに補足します。
ケーネン・ジェームスさんはアメリカ・ネブラスカ州の生まれ。大学院で陶芸やシルクスクリーンを学んだあと、ハワイ大学で美術教師をしていたのだそう。ハワイ大学といえば、日本からの留学でも人気の大学ですね。でも、かなり成績が良くないと受けれいてもらえない、つまりレベルの高い大学だと思います。
話を戻しましょう。
ケーネンさん36歳の時、高校の英語教師として来日。いわゆるALT(Assistant Language Teacher)と思われます。逆算すると1980年代半ばということになりますね。当初1年間の予定が継続を求められたことなどもあり、日本に残ることに。ハワイで使っていた「蹴ろくろ」を日本に持ってきて陶芸活動を再開すること。蹴ろくろとは、電動で回転するものとは異なり、足で回す手動、いや足動のろくろです。電動より、より手作り感のある作品ができます。
それから15年、英語教師を続けながら、陶芸作品も制作するという日々。誘われたホームパーティでかつての教え子だった美穂さんと再開、交際することとなり、ケーネンさん52歳のときご結婚。狭山市に新居を構え、教師を辞めて陶芸家に専念することとなったようです。
元々、料理が得意だったこともあり、狭山市内のカフェで週一回だけアメリカ家庭調理を提供していたら評判をよび、二人はカフェレストランの開業を決意されたのだとか。
以上、ケーヤキ・キッチン誕生秘話でした。