ペーパーふきんと古靴下でマスクを自作してみた。

マスクが買えない状況、一向に改善されませんね。
ならば自作してしまおうと、考えている人は多いことと思います。
布マスクの作り方は色んな人が紹介していますが、ミシンが無いとか、裁縫はちょっと…という人には敷居が高い。
そこで、小学生の工作感覚で、誰でも簡単に作れるサージカルマスク風の紙マスクを考えてみました。
試作一回で、けっこうちゃんと使えるマスクができましたよ。しかも、制作時間7分程度。

まずはメインの材料。ペーパータオルなどいくつか試してみましたが、スコッティ(日本製紙クレシア)の「ペーパーふきん」という商品が良い感じなので、これで作ります。近所の小さい食品スーパーで売ってました。
これは不織布ではなく紙ですが、かなり強度があります。極めが細かくフィルターとしても性能が高そうに見えます。
大きさも丁度いい。
ほぼ正方形なので、一枚は90度回転させて二枚重ねにします。その必要もないくらい破れにくい感じではありますが、紙の目をずらすことで、より強度が増すのではないかと考えました。

市販のサージカルマスクは、鼻の部分に針金が入っていて、鼻の形に合わせてマスクの上部を曲げられますよね。
あれがあると、隙間を最小限にできるので良いなと思っていたんですが、ネットを検索したら売られてました。
実は、袋物の食品の留め金用に巻いてあるのとか、園芸用(蔓草などをポールに固定するための)ワイアが家にあったので、それを使えないと思ったんですが、柔らかすぎるんですよね。
で、アマゾンで購入したのが上記の写真の商品。見た目は食品袋の留め金と変わらないし、ちょっと高いんじゃないの?と思ったけど、多少固めなんでノーズワイアには丁度よさそうです。下記の商品です。
わざわざ買うほどでもない、と思った人は袋の留め金でも良いでしょう。無いよりはマシです。

で、そのノーズワイアをまずぺーぱーふきんの上に置きます。それをクルッと巻き込んで、階段状に紙を折っていきます。折り目は等間隔ではなく、1:2くらいに。つまり2センチで谷折り、1センチで山折り、これを繰り返していきます。

はい。こんな感じになりました。
で、耳に掛けるゴム紐、これが今なかなか売ってないってことで、まず輪ゴムを試してみたんだけど、イマイチですね。折径8センチのものが手に入れば使えないことはありません。でも装着感がもうひとつ
そこで思いついたのが古靴下。靴下でマスクを作るというのがありましたが、ここでは輪切りにして耳掛けだけに利用します。

最初、10ミリくらいに切ったのですが、ちょっと弱い。15ミリくらいが良いようです。靴下にもよりますが。
耳掛けだけなので、片方が行方不明になったような古靴下でじゅうぶんと思います。

靴下の輪をマスクの両端にホチキスで留めます。折り曲げてパチパチやるだけ。
はい、これで完成です。

どうですが、けっこうちゃんとしたマスクに見えますよね。
ホチキスがちょっと気になる程度でしょうか。
ノーズワイアもバッチリ機能しています。
特筆すべきは、耳掛けですね。市販のサージカルマスクのゴムよりフィット感が良いです。
長時間装着していて耳の裏が痛くなっている人も、これなら優しい感触なんで大丈夫ではないしょうか。
サイズは、写真の女性にはちょっと大きいようでした。顔の大きい私には、マスクの大きさ、耳掛け靴下のサイズもピッタシでした。
顔の小さい人は耳掛けを折り込む部分をもうちょっと深めに取れば良いかと思います。