原宿・裏通り「なんすかぱんすか」でバゲットを買ってみた。

予約してないと買えない?
そんな噂も耳に入ってきた人気店、原宿の裏通りにある「なんすかぱんすか」に行ってみました。

我が地元、代々木駅周辺に3軒あったパン屋(pour-kur、DONQ、しょくにん)は、昨年(2020年)末から年明けにかけて申し合わせたかのように全部閉店してしまい、ちょっと不便。
まあ、新宿駅周辺まで買いに行っても自転車で10分以内ではあるのだが。

きょう(10月24日)は、北参道のOKストアに行くついでにどこかパン屋はなかったっけな?と考え、思い立ったのがここ『なんすかぱんすか』。
変な店名だけど、例の岸本プロデュースの高級食パン店(「うん、間違いない」とか「考えた人偉いわ」とかのアレね)じゃないですよ。
場所は、裏原でおなじみ渋谷川遊歩道の北のはずれの方。原宿警察署の前のT字路からすぐの辺り。渋谷区障害者福祉センターの向かいと言えば分かる人も多いでしょうか。

で、行ってみたら、6人くらい並んでる。
もしや、皆さん予約しているのかな?
並んでいる人訊いてみると、そういうわけでは無さそう。
並ぶ店では買わない・食べない主義なんだけど、買うだけだからすぐだろうと思い、並ぶことに。
ところが、一人あたりがなぜか長い。たかが6人で25分も待つことに。

ようやく自分の番がきたが、買うのはバゲットと決めていたので早い。
話題の、あん食パン、フルーツサンド、バインミーにもちょっと惹かれたけど。
店内はかなり狭いので、選ぶ人と会計する人とで2名ずつ。
前の人の買ったものを見ていたら、たくさん買ってるんですよね、3000円以上だったかな。
それゆえ、梱包と会計もちょっと長いのか。

店を出ると8人並んでいた。

さて、そのお味ですが…。
購入したのはレオンという、ミルク入りバゲットを2本。
昔、高級フレンチレストランで出てきたような食事パンという感じか。
ヴィロンのバゲットレトロドール以降バゲットの概念が根本的に変わったと思っているんだけど、それ以前のバゲットかな。そのままでも軽くトースト(リベイクって言うのかな?)しても美味しい。
トーストして冷めても美味しいのが大きな特長だと我が娘(中学生)は言う。ちょっと小さめではあるが1本320円だったかな、それほど高くはない。

このバゲット、中がきめ細かくソフトなので、ブルスケッタには向いている。
ミルク臭が邪魔かと思ったけど、ちょっと癖のあるトッピングのブルスケッタだと上手く調和したように思う。

ブルスケッタというよりは、どっちかというとスモーブローか。
アボカド、トマト、玉ねぎ、パクチー、わさび、醤油、ごま油、レモン汁…という、ジェイミー・オリバーのレシピをアレンジした、いつものヤツ。
今回、微塵切りの生ピーマンも入れてみたがいい感じ。

ところで。
私の前に6人並んでいて、店を出たときは8人並んでいた。
全て女性。
日曜だから専業主婦というわけでもないだろう。パンにこだわるのは、圧倒的に女性なんだろうか。

この店、以前はメキシカン(タコスカフェ)だった。
その頃の外観はGoogleストリート・ビューに残っている。
(Floater-x)