飯能でハイキングなら、初心者、子供連れにも天覧山〜吾妻峡(ドレミファ橋)コースがオススメ。
アニメ“ヤマノススメ”の影響もあって、近ごろ注目を集める飯能の野山。
そんな飯能の、定番というか入門というか、まずは手始めにこのコースから!というハイキングコースを紹介したいと思います。風景が変化に富んで飽きさせないし、途中にトイレも随所にありるので、初心者、高齢者、小学校低学年の子供連れハイキングにもオススメです。
合わせて、見どころ、コースへのアクセス、駐車場についても解説します。
写真はいずれも2018年10月6日(土)に撮影したものです。
飯能は埼玉県南西、特急なら池袋から最速40分
まず、『飯能』ってどこよ?って人も少なくないでしょうね。“はんのう”と読みます。
ご覧のように、南側を東京都青梅市と接しています。
埼玉県の中心部である、さいたま市とはけっこう離れています。
飯能市は、埼玉県・南西にある人口約8万人(2018年現在)の市。市内の7割が山野で南東端に市街地が集中。西武池袋線・飯能駅もその東端の市街地にあります。
7割が山野!
訪れる者としてはここがポイントですね。
飯能駅までは池袋から特急で3駅目、所要時間は40〜45分。特急は土日はほぼ30分おきくらいに出ています。なので都心から日帰りハイキングに訪れるには調度よい距離と言えるのではないでしょうか。
クルマの場合は、入間川と能仁寺の間にある中央公園に、飯能市営無料駐車場があります。
今回のコースをざっとご紹介
飯能と言えばバーベキューの名所「飯能河原」と「天覧山」、まずはその2大スポットを抑えます。
飯能駅から割岩橋を目指し、そこから飯能河原に降ります。能仁寺から天覧山(てんらんざん)に向かい多峯主山(とおのすやま)を経て渓流の風景が美しい吾妻峡(あづまきょう)に南下、入間川(いるまがわ)沿いを少し歩いて飯能駅に戻るというコースです。
下記の地図を御覧ください。道のりにして8.5キロ、高低差は170メートルくらい。所要時間はちょっと休憩しつつ風景を楽しみつつ歩いて4時間、途中お弁当を食べたりちょっと川遊びしても5〜6時間程度でしょうか。
ですので、都心を朝に出発して夕御飯までには帰宅できるくらいの、お手頃ハイキングコースなのです。
▲入間川の飯能河原。
インスタスポットとしても有名な割岩橋。ここから河原に降ります。
河原はバーベキューの名所としても知られています。
この川沿い西側をバーベキュー場(リバランタベジQ)まで、少し歩きます。
そこから、堰の上を通って対岸に渡ります。そのまま陸にに上がり、能仁寺を目指します。
寺の右側に天覧山登山道入り口があります。
▲天覧山登山
天覧山だけなら、幼稚園の遠足でもOKな、登山というより丘に上がるという程度の高さです。
最初は舗装された登山道なので、登山という実感がないですが、最後の方はけっこう険しい岩場もありますよ。
▲天覧山山頂
なにしろ標高195メートルですから。でも、見晴らしはそれなりに良いですよ。
▲展望デッキ
ここは私がン十年前に小学校の遠足で訪れた時とほぼ変わってないなぁ…。
▲天覧山〜多峯主山
天覧山をくだり、次の多峯主山を目指します。
尾根伝いに行くのではなく、一度谷に降ります。
小川もちょろちょろ流れていて、この辺りがなかなかの絶景かと思います。
しばらく、こんな風景の所を歩き….
▲多峯主山山頂
着きました。こちらは標高271メートルなので、天覧山よりさらに眺めはいいです。
このあと、一度住宅地まで降りて県道を越えると….
▲吾妻峡(ドレミファ橋)
住宅地からさほど離れていないのに、山奥のような渓流の風景。
ここから川沿いをしばらく下流に向かって歩き、一般道に出て飯能駅に向かいます。
ここから一般道を歩く区間は、2.5キロくらいあります。歩き疲れていることだし飯能駅までバスで帰りたい人もいるでしょう。
その場合は、2019年3月に開通したばかりの飯能茜台大橋を北側に渡り「吾妻峡入り口」バス停がオススメです。
川の南側の道路にもバス停がありますが、本数が全然違いますので。
いかがでしたか。だいたいこんなコースです。