Go To Eat.お得な利用法03:キャンペーンの概要、使い方、仕組みを解説

Go To Eat.お得な利用法02の続き

Go To Eatキャンペーンの概要、仕組みをざっと解説していきたいと思います。
タテマエ的な話は抜きに、利用者(消費者)視点で役立つ情報だけに絞りますね。

Go To Eatキャンペーンの目的は

タテマエは抜き、と書いておきながら、これだけは言わせてください。
このキャンペーンは消費者のためではなく、新型コロナで売上激減に喘いでいる飲食店や食材の生産者を支援するためのものです。
なので、利用するにあたり、そこだけは忘れてはいけないと思います。
つまり、私たち客側の“得”を第一に考えるのではなく、お店がしっかり利益が出せるような利用を心がけるべき、ということです。
それと、もうひとつ。寒くなるにつれて新型コロナの感染は拡大傾向にあります。
友達同士、大勢集まってワイワイ飲みたい人も多いとは思いますが、できるだけ少人数で静かに….って、なんかつまんないですけど。
しばらくは仕方ないですね。
それでは、本題に入ります。

利用方法は2通り。オンラインと紙の食事券

利用法は大きく分けて2通り、ネットで「オンライン飲食予約」する方法「プレミアム付き食事券」を事前に購入して店舗で利用する方法です。
前者はネットに使い慣れている人向き。後者はネットに不慣れな人向き。おそらくそんな意図があって2通り用意されたのだと思います。
しかし!この2通り、その利用方法だけでなく、何から何まで異なるんです。だから、話がややこしい。
利用できる店舗も違えば、お得度も違うんです。
賢く使うのであれば、それぞれのメリット・デメリットを理解して使い分けるべきかも知れません。

プレミアム付き食事券とは?

●販売額の25%を国が負担って本当?

農林水産省のオフィシャルサイトには、
「プレミアム付食事券は、販売額の25%を国が負担します。
例) 12,500円の食事券を10,000円でご購入頂けます」
と書かれています。
でも、ちょっと変ですよね。例から察するに、「販売額の25%を国が負担」ではなく「販売額の25%分を国が上乗せする」ということだと思います。
なぜなら、12,500円分の食事をしたとして、自己負担は10,000円、国が負担してくれるのは2,500円。
つまり割引率でいうと、25%ではなく20%OFFです。
国がこういうレトリックで、お得度が高いような誤解をさせるのはどうなんでしょうね。
まあ、それはともかく、20%お得なのは間違いありません。

●運営は都道府県単位

まず、これがややっこしい。
東京都内の店を利用したい場合は東京都の事業運営委託先が発行する食事券を購入する必要があります。ただし都民でなくても購入できます。
この伝でいくと、秋田県にある店を山梨県の人(Yさん)が利用したい場合、Yさんは秋田県の発行する食事券を購入する必要があるということです。ただし、このような利用法はあまり現実的ではないですね。
しかも、都道府県ごとに販売方法、キャンペーンの開始日、購入できる上限などがそれぞれ異なるのです。
詳細は、下記オフィシャルサイトで利用したい都道府県をクリックしてご確認ください。
農林水産省Go To Eat キャンペーンサイト
トラブルも続出しているようです。すでに売り切れてしまっていたり、不備によって購入できなかったり….

オンライン飲食予約とは?

まず、大前提として、ネットが使える環境が必須です。スマホ、タブレット、PCどれでもOK。
ネットショッピングができる程度のネットスキルがあれば大丈夫です。

●1人1回あたり、ディナーは1000円分、ランチは500円分が還元される

まずは、どれだけお得なのか、という話。
ネットで予約して1000円のランチを食べた場合。500円分のポイントが付き、次回の利用で使えます。次回、違う店でそのポイントを使い1200円のランチを食べた場合、自己負担は700円で、さらにまた500円分のポイントが付きます。つまり、ポイントを使って食事したときにもまたポイントが付くのです。これが一般的な民間のキャンペーンと大きく異る点と言えるでしょう。
つまり、初回の利用時だけ全額自己負担で、2回め以降は常にポイントを利用した上でポイントが付きそれを次回に利用できるのです。
もちろん、ディナーの場合も同様です。
割引率でいうと、食事券の20%のような数字を出せませんが、上手く利用すれば70%OFFくらいのメリットがあります。

●利用者への還元は、グルメサイトのポイント制度などで行われる

まず最初に何から始めたら良いのでしょうか。
グルメサイトに会員登録します(一部例外もあります)。
で、そのグルメサイトですが、なんと13種類もあるんです。どこに登録したら良いのか迷いますよね。
それぞれの違いについては項を改めます。ここでは、誰でも名前くらいは知っているであろう「ぐるなび」を例に簡単にそのプロセスを紹介します。

会員登録はもちろん無料です。
Go To Eatキャンペーンのポイント還元は、もともとぐるなびに存在していたポイントシステムを利用しています。もちろんそれは「ぐるなびを利用する場合は…」ということであり、グルメサイトそれぞれに何某かのシステムがあります。
新規会員登録は、メルアドとパスワード、生年月日だけで簡単にすぐ完了します。
FacebookやTwitterを利用している人はそのIDを利用すればさらに簡単ですが、セキュリティを心配するのであれば、別個に登録したほうが安心でしょう。

●グルメサイト毎に、利用できる店が違う

じつは、これがクセモノ。利用してみて初めてわかることかも知れません。
どんな店でもキャンペーンの対象というわけではなく、利用できる店は限られています。とはいうものの、かなりの数はあります。
ぐるなびの場合、対象店だけを検索できます。
普通に検索しても、各店に「Go To Eatキャンペーン対象店」というアイコンが付けられていますからすぐわかります。
以前から行きたかった店があってたので、ぐるなびで検索してみたら「あらら残念、対象店ではなかった」なんてことは当然ありますよね。でも、それはぐるなびでは対象でなくても他のグルメサイトで対象になっている場合も少なくないんです。
つまり、店ごとに登録しているグルメサイトが異なるんです。
例えば、話題になった「くら寿司」の場合は、有名なぐるなび食べログではなく、E PARKというサイトでしかこのキャンペーンを利用できません。

ということで、次回はさらに、お得で便利なキャンペーン活用法を考えてみたいと思っていたんですが…..
なんと、キャンペーン終了!
2021年1月まで続くと思っていたのに、予算上限に達したとかで11月中旬にて終わってしまいました、残念!!