プログレの代表的ドラマー、ブルーフォードのプロジェクト、アースワークスを改めて聴いてみる。

ビル・ブルーフォードといえば、プログレ界を代表するドラマーですよね。
イエスにはじまり、キング・クリムゾン、UK、自らのプロジェクトであるブルーフォード、そしてイエスの再結成プロジェクトなどなど。
その割に彼が長期に渡って続けていたプロジェクト、「アースワークス」がプログレファンの間で語られることはあまりないように思います。
それもそのはず、アースワークスはほぼジャズですからね。
初期はエレクトロニクスを取り入れたかなり実験的なサウンド。休止を経てメンバー一新後は完全にアコースティックサウンド。
どっちもジャズ好きな私としてはかなり興味深いし、曲単位では惹かれるものも多いんだけど、実は、もうひとつバンドとしてバシっと訴えてくるものが無かったんです。
そこで改めて聴いてみました。
で、個人的に一番おもしろかったのは、これかな。

管楽器7人というミニ・ビッグバンド編成?!なんで、バンドとしてはちょっとイレギュラーというか企画物なのかも知れないけど、ライブ録音ということもあり、ひじょうにエモーショナルというか熱いプレイが繰り広げられます。
かなり凝った編曲でアンサンブル重視なんだけど、ソリストも皆一流、特に共同リーダー格と思われるサックスの人(ティム・ガーランド)は良いですね。