ダーシー・レッキー(D’arcy Wretzky/The Smashing Pumpkins)

スマッシング・パンプキンズのオリジナル・メンバーにして全盛期を支えたベーシスト。ちなみにこのバンドは三代目までベーシストだけはすべて女性で、他のメンバーは全員男性です。
ダーシーは、現在は健康状態がすぐれないため音楽活動は行なっていない様子。

スマッシング・パンプキンズは、90年台のオルタナティヴ・ロックを代表するアメリカのバンドで、日本でも“スマパン”と略して呼び方が定着するくらい大人気でした。
中心人物のビリー・コーガン(ギター、ヴォーカル)がジェームス・イハ(日系三世・井葉 吉伸)と出会い、シカゴのライブハウスでビリーと出会ったダーシーが合流し、1991年にファーストアルバムを発表。

ダーシーは1999年まで在籍、その間スマパンは4作のアルバムを制作。また、ダーシー脱退後に発表された5作目も、レコーディングには参加しています。
特に3作目の邦題、メロンコリーそして終りのない悲しみ(Mellon Collie and the Infinite Sadness)は約2時間に及ぶCD2枚組であるにも関わらず、アメリカだけで1千万枚近くを売り上げるという大ヒットを記録。1997年にはグラミー賞7部門でノミネートという快挙を成し遂げています。

ダーシーはオーボエとヴァイオリンを習っていたそうなので、けっこうアカデミックな音楽の素養があったと思われます。
スマパンではギター2本、レコーディングではキーボードも多用という編成もあり、ダーシーのベーススタイルは、アップテンポの曲ではシンプルに力強いグルーヴを生み出すことに、スローテンポの曲ではボトムをしっかり支えることに徹しています。おそらくリーダーのビリー・コーガンも、そういうベースを求めていたと思われます。
しかし、なんといってもバンドに於いてダーシーの存在価値を際立たせていたのは、そのモデルのようなプロポーションと美貌でしょう。ステージで目を引くことはもちろん、プロモーション的にもその存在意義は大きかったと思われます。

1993年のライブ。

1994年、ビリー・コーガンのよるダーシーのインタビュー。内容的にはたいしたことを言ってないようですが、二人の微妙な関係性が読み取れて興味深い映像です。

1995年のライブ。この頃からビリー・コーガンはスキンヘッドがトレードマークとなっています。

スマパンの代表作Mellon Collie and the Infinite Sadnessより、X.Y.U。

スマパン脱退以降のダーシーを気にしている人は多いと思います。この電話インタビューは、ダーシーの方から地元のラジオ局に突然電話を掛け、近況について喋ったもの。現在はミシガン州の農場で暮らしていて、健康状態が思わしくないことから音楽活動はあきらめたとのこと。また、数年前に婚約者が亡くなったことなどを話しています。この直後、牧場の馬が逃げ出したことで近隣住民に告発されたものの、出廷を拒んだため逮捕、また、同月には飲酒運転容疑でも逮捕されるなど、かつての華々しいキャリアからは縁遠い生活状況を偲ばせます。

2018年1月、スマッシング・パンプキンズはオリジナル・メンバーによる再結成を発表しました。
当然、ダーシーも…と誰もが思ったでしょうが、どうも行き違いがありダーシーは参加しない模様。
この件についてはバンド側とダーシー側の主張が異なっていて泥仕合の様相となっています。

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