アルビノの髪色が、バイト・就職で、なぜ差別される?

みんな同じでなければいけないという考えが差別を生む。

髪や肌が白いアルビノで生まれた関西在住の薮本舞さん(36)は高校、大学生のころ、ことごとくバイトの面接に落ちた。採用担当者には「募集しているのは接客業。お客さんにいちいち髪色について説明することはできないでしょう」と言われた。

朝日新聞2020.1.17

ってさ、そもそもなんでお客さんに説明する必要があるの?
「おたくの店員が髪を金髪にしているのはケシカラン!」って文句いうお客さんがどれだけいるんでしょう。
言われたら説明すればいいんじゃないですか? お客さん全員が言うわけじゃないでしょう。
「あの店は髪を金髪に染めてるような人に接客させているから二度と買わない」っていう客がいたら、買わないで結構です、と言えるくらいの度量が欲しいね。
「アルビノという先天性の性質で、これは自毛なのです」
と説明しても納得しない人がいたら、そのお客さんの主張は明らかに差別的であり、基本的人権を踏みにじるものですからね。
それに、染めているとしても、髪を染めていったい何が問題なんでしょうね。
ま、この事例は20年くらい前だと思われるので、今は少し改善されているでしょう。ってゆうか、そう思いたい。

高校の「自毛証明書」とかね、日本のそういう横並び主義?平均志向?(←もっと適切な言葉があると思うが思いつかない)ほんとにヘドがでます。

例えばネットでレシピを検索しても、Googleで必ず最初の方に表示されるのは、クックパッドの「みんながつくってる….」ってフレーズ。
みんながつくってる?そう言われると安心するんでしょうね、圧倒的多数派の日本人は。
タイタニックの沈没間際を題材にした有名なジョークでもありましたよね、「皆さんそうされてます」って言うと日本人はおとなしく従うっていうアレ。

誤解の無いように言っておくと、日本、日本人にも世界に誇れる習慣や制度はたくさんあると思ってますよ、決して全てを否定しているわけではありません。