2018平昌冬季五輪、平昌(ピョンチャン)ってどんな所?
韓国・平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックが、いよいよ始まりますね。
間近に迫っても一向に盛り上がらない、建設した競技施設の閉会後の利用法が決まらないなど、この機に及んで多くの問題が指摘されていますが、そもそもピョンチャンってどんな所なんでしょうか。
北側は北朝鮮、東側は日本海に接する、韓国東北部にある“道(どう)”のひとつが「江原道」。道といっても日本では県に相当するくらいの広さで、韓国語の発音だとカンウォンド、日本語読みだとコウゲンドウ。
面積は日本の岩手県より10%程度大きいくらいで、平地が少ない地帯で寒さはかなり厳しいようです。人口は約150万人で、これも岩手県より少し多い程度でしょうか。
その江原道の南部にある郡ひとつが平昌郡で、オリンピックはここを中心に開催されるので、ピョンチャン・オリンピックという名称になっています。
その平昌郡は人口は5万人弱、世田谷区の人口が90万人であることと比較すると、非常に小さな町(村?)であることがわかりますね。
平均標高が700m、スキーリゾートなど豊かな自然を堪能できる観光地として知られる地域です。
オリンピック開催期間の気温は平年並み(最低-11度〜最高-2度)と予想されています。かなり寒いですね。屋外で行動する警備や案内係の人は大変!
屋外スタジアムで夜に行われる開閉会式の観客も、相当な寒さに耐えなければならないことと思います。強い風が吹けば体感温度はさらに下がるでしょう。
開閉会式が行われるスタジアムは、このオリンピックに合わせて建造されたものですが、開会式に先立って2017年11月4日夜コンサートが開催されました。
このとき、なんと観客5人が軽度の低体温症で病院に搬送されていたというのです。
スタジアムには屋根がなく、外壁の隙間から風が吹き込む構造になっているのだそうです。さらに寒さが厳しくなる2月、大丈夫なんでしょうか。
平昌へのアクセスは、この度のオリンピック開催に合わせ、韓国高速鉄道(KTX)京江線が開通、ソウル-平昌間は1時間半で結ばれました。これまで鉄道だと5時間以上掛かっていたことを考えると、一気に近くなったわけですね。(写真はWikipediaより)
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