殺人犯となった超人気バンドのシンガーは、その後どうなったか?

音楽家が犯罪者になってしまっても、その音楽に罪はない。

その音楽家は役者としてもお茶の間におなじみの顔なので、テレビドラマが放送中止になるなどの影響を受けるのは仕方ないだろう。
しかし、CDまで回収する必要はあるのだろうか。

海外アーティストでも、麻薬で逮捕されたりする例はいくらでもあるが、中には殺人犯となってしまったケースもある。

日本でも大人気、何度も来日しているアメリカのファンクバンド、タワー・オブ・パワー(以下、TOP)。
そのリードシンガーの話だ。

まずは、この曲を聴いて頂こう。
あ、これ知ってる!という人も少なくないのではなかろうか。

TOP、初期の代表的バラードで、長年にわたりバンドの重要なレパートリーとなっている曲だ。
この曲を歌っているのは、リック・スティーブンスで、TOP二代目のリードシンガーである。
リックは、この後どういう事情か不明だがバンドを脱退、その後、麻薬絡みで3人を殺害してしまう。

どういう事情で殺人に至ったか詳細は分からないが、カルフォルニア州の州法のおかげで死刑にはならず、終身刑が宣告される。
そして、36年服役したのち仮釈放となる。
刑務所内でもバンドが結成され歌っていたそうだが、仮釈放後は自らのバンドを結成しシンガーとして活動再開する。

TOPは、途中休止期間もあったが新たなシンガーが加入し、世界的な人気バンドとしての地位を確立していた。
そんなTOPが、なんとリックをコンサートのゲストシンガーに迎え入れたのである。
そのときの映像がある。

かつての仲間とはいえ3人も殺害した殺人犯である。永久に接触を拒否されても仕方ないはずだ。
それがどうだろう、バンドはなんと温かく迎えていれていることか。
バンドメンバーだけでなく、お客さんもだ。

残念ながら、リックは2017年に亡くなっているが、TOPのリーダー、エミリオは追悼メッセージを出している。

"Rick Stevens went to heaven today to be with the Lord whom he loved with all his heart. Rick was an extremely soulful…

Official Tower of Power Bandさんの投稿 2017年9月5日火曜日

なお、リックが殺人事件を起こしたというニュースは、当時日本でも報じられたが、リックが参加しているアルバムが発売停止や回収になった記憶はない。

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